同省は国内の武器在庫が過度に減少しているという懸念と「アメリカ・ファースト」の観点から、ウクライナへの防空ミサイルなど精密兵器の供与を一時停止したと発表していた。ホワイトハウスも防空兵器や精密兵器の輸送が一時停止されていることを認めた。

しかしその後、ロシアは数百機のドローンでウクライナ攻撃を激化させる。防空兵器の供与が止まれば、ウクライナは決定的に無防備になりかねなかった。

トランプは大統領に返り咲いて以降もずっと、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対して甘すぎると批判されてきたが、今は、ロシアがアメリカの停戦案を受け入れないどころか攻撃を激化させていることや、ウクライナのインフラ設備への攻撃を強めていることに不満をあらわにしている。

ウクライナに対する武器供与を表明した背景には、トランプの「心変わり」があったとみられる。

トランプは7日、アメリカとイスラエルの代表団が同席する中で記者団に対し、プーチンには「満足していない」と発言。全土に激しいドローン攻撃を受けているウクライナに追加の兵器を送ると表明した。戦場での犠牲についても言及し、自分こそが「戦争を終わらせられる指導者」だと豪語した。

この時点で、ほんの数日前にホワイトハウスと米国防総省が確認したばかりだったウクライナへの一部武器の供与停止は撤回された。

ゼレンスキーに防空支援を約束か
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