その頃、BTSやブラックピンク(BLACKPINK)といったKポップグループが世界中でセンセーションを巻き起こし、ネットフリックスは韓国発の作品を制作できないかと韓国市場を物色していた。

それから間もなく、格差社会をモチーフにしたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族(기생충)』がアカデミー賞を受賞する。そうしてファンは、満を持してネットフリックスと契約。『イカゲーム』のシリーズ化を実現させた。

なぜ韓国文化が国外でこれほど人気を得たのだろう。はっきりした答えは分からないが、その勢いは衰える気配がない。韓国の外から見ていて強く感じるのは、人々の生活がとても極端に思えることだ。

例えば『パラサイト』のモチーフである露骨な経済格差も、その一例だろう。エンタメ大国でありながら、芸能人の自殺率が異常に高いこともそう。出生率は世界でも有数の低さだ。人々を極右思想に傾倒させるようなネット動画も多い。

これは世界中で見られる傾向だが、韓国では特に深く根付いているように思える。

韓国が例えばアメリカと根本的に大きく違うとは思わない。ただ国の規模が小さいことや経済発展の歴史が比較的浅いことが理由かもしれないが、韓国ではさまざまなことがアメリカより少しだけ「強烈」に感じられるのかもしれない。

『イカゲーム』を楽しむための「2つの注意点」
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