ロシア軍は「10年以内にソ連時代並みの規模に」と警戒

トランプは以前、2024年1月に政権に返り咲いたら24時間以内にウクライナ戦争を終わらせてみせると豪語していた。しかし停戦への動きは遅々として進まず、米政権は停戦合意を渋るロシア側の姿勢に不満を募らせている。

フィンランド北部の軍人たちは、ロシアは本物の脅威だが、ずっと以前からの脅威だと述べた。「フィンランドは、何百年も前からロシアの隣国だ」。フィンランド国防軍戦略部門のトップを務めるサミ・ヌルミ少将は5月最終週にそう語った。「われわれは、その事実とともに生きることを学んできた」

しかしエストニア対外情報機関は2024年1月、ロシアが軍の改革に成功すれば、NATOは「今後10年以内に、ソ連時代並みの大規模な軍隊に直面する可能性がある」と警鐘を鳴らした。ロシアの元国防相セルゲイ・ショイグは2023年1月、ロシア軍の大改革を発表しており、改革は現在も進行中だ。

NATOが分裂しているとロシアがみなせば、ウクライナからの撤退後にNATOを攻撃する可能性が高くなると見る分析もある。NATOに懐疑的なトランプは政権復帰前の2024年2月、軍事費負担に関する指針を満たさない加盟国があれば、その国を攻撃するようロシアを促すだろうと述べ、NATOの連帯に大きな傷を与えた。

フィンランド北部のソダンキュラで実施された今回の演習は、その逆、つまりNATOの新しい加盟国が円滑に仲間入りを果たしていることを強調するために計画されたようだ。

英陸軍司令官が語った今回の演習の目的
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