<トランプの中東歴訪でシリアへの制裁解除を発表したトランプ。イスラエルは内心複雑なようだ>

イスラエルの高官は本誌に対し、シリアの暫定大統領アフマド・アル=シャラーとトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領に対して厳しい言葉を述べた。これは、トランプ米大統領がサウジアラビア訪問中に、シリアを中心とした中東政策の転換を発表したことを受けての発言だ。

アメリカとイスラエルは伝統的な友好国だったが、この2国間に何があったのか。

トランプ大統領は、2期目最初となる中東歴訪中の13日、エルドアンおよびサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子との協議を経て、シリアに対する制裁を解除すると発表した。

これは、アメリカがシリアに樹立されたシャラー政府を支援することを目的としたものだ。元イスラム過激派指導者であるシャラーは反政府連合を率いて、2024年12月に長年シリア大統領の座に居座り続けたバッシャール・アル=アサドの政権を打ち倒していた。

【写真あり】アサド政権崩壊後のシリアの様子

さらに、トランプは14日にシャラーと会談。シャラーを「若く魅力的な男で、骨のある男」と称賛し、「シリアを立て直す現実的な可能性を見せてくれる」と述べた。シャラーはバーレーン、フランス、アラブ首長国連邦、トルコを訪問し、国際社会で温かく迎えられているが、アメリカからも暖かく迎え入れられたということを示している。

しかし、シャラーに対しては、親米同盟国であるイスラエルなどから懐疑的な声が上がっている。

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イスラエルはシャラーをテロリストだと疑っている?
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