さらに世界的な咬傷データベースを分析した結果、同様の反応的な咬傷とみられるケースが300件以上確認された。

研究によると、釣りや特に銛を使った素潜り漁、受動的な魚の罠の管理といった海上での特定の活動が、この種の咬傷と関連しているという。

捕食的なかみつきと異なり、こうした防衛的な咬傷には警告行動が見られない場合も多い。

論文は以下のように警告している:

「このような行動が存在することは、人間による『サメへの攻撃』が、反撃としての咬傷を招く可能性があることを示している。訓練を受けていない者が傷ついたサメを助けようと接近することは極めて危険であり、避けるべきである」

サメと一緒に泳いだり接近したりする映像や写真は、ベラ・ソーン、ウィル・スミス、ザック・エフロンなど多くの有名人やSNSインフルエンサーによってシェアされてきた。

サメと泳ぐ動画で知られるインフルエンサーのオーシャン・ラムジーは、自身のコンテンツを「教育的」だと主張しているが、批判者は「危険な行動を助長している」と懸念を示している。

クルア氏は本誌に対し、次のように語っている:

「多くのインフルエンサーが、サメの背びれに不快感を与えながら『サメは優しい生き物で、保護されるべきだ』という勘違いしたメッセージを広めている。サメは常に潜在的に危険な存在であり、それに見合った尊重が必要だ」

「サメに近づくな...」わざわざ言わなきゃいけない世の中に
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