それでもごく一部の「潜在的に危険な小惑星(PHAs)」は注意深い観測を必要とする。NASAによると、PHAsの直径は約460フィート。地球の軌道の460万マイル以内に接近する軌道に乗って、太陽の周りを公転している。
「全てのNEOに潜在的な危険があるわけではない。しかし危険な天体は全てNEOだ」。イギリス・レスター大学のマーティン・バーストウ教授(天体物理学・宇宙科学)は昨年、本誌にそう語っていた。
太陽系には無数のPHAsが存在するが、今のところ地球に衝突しそうな天体はない。
「『潜在的に危険』の指定は単純に、何百年も何千年もかけてその小惑星の軌道が地球に衝突する可能性があるものへと変化し得るということだ。我々はそうした長期的な何百年も先の衝突の可能性については評価しない」。CNEOSのマネジャー、ポール・チョーダスはかつて本誌にそう語っていた。
(翻訳:鈴木聖子)
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