「彼女の夫が通路の反対側の席に座っていて、同じように、隣の空いた席とテーブルの上に裸足を乗せていた」とアシュリーは話す。「だから、放っておかざるを得なかった」

そこでアシュリーは、怒りをオンライン掲示板「レディット(Reddit)」にぶちまけることにした。女性の姿を写した写真を「u/Pitiful_Ice6487」のハンドル名で投稿したのだ。写真には次のようなキャプションがついている。「世の中こんなもんだ」

「写真を投稿したのは、多くのインド人たちが、西洋人がごく普通に享受している特権を自分たちは持っていない、と文句を言っているからだ。そうした特権の1つが超高速列車だ。でも、特権をいったん手にすると、私たちはそれに感謝しなくなり、つまらないものとして扱うようになる」とアシュリーは本誌に語った。

「列車内のテーブルに足を乗せていたことを批判するのは、大袈裟かもしれないことはわかっている。何かを壊しているわけではないし。それでも、これはそうした姿勢の一例であり、嫌悪感も抱いた」

コメントを寄せたユーザーの大半は、アシュリーの考えに賛成しているようだ。

「こんな風に、自分にはそうする特権があると思い込んでいる人たちを、ますます多く目にするようになっている。飛行機でも、列車やバスの中でも」。あるユーザーはそうコメントした。

「市民としての意識がこれ以上ないくらいに欠けている」「飛行機でそういう行為を目にしたことがあるから、驚かない」とコメントしたユーザーもいた。

一方、この女性には休む権利があると、かばう人もいた。 「彼女もそうなのかはわからないけれど、長距離移動中に足がむくんでつらい思いをする人はたくさんいる。座席を使って足を高くすることもできたはずだけど、ある程度までは、まあ無視できる範囲だ」

アシュリーはそれでも納得がいかず、この写真を投稿したことを後悔していないという。

(翻訳:ガリレオ)

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます