審査が始まったのは2024年7月。億航は国内航空車両の製造免許申請について、CAACが審査を開始したと発表した。

中国の「低空経済」は最も急成長している産業の一つで、調査会社・胡潤の予測では、2025年までに1.5兆元(2070億米ドル)規模、2035年までにはそのほぼ2倍の規模に成長する見通し。

中国市場で先行しているのは億航やFeihang Aviationのような専業スタートアップ、および小鵬汽車や吉利汽車のような従来からの自動車メーカーだが、需要を取り込もうと動くボーイングやエアバス、ブラジル企業のエンブラエルといった多国籍企業との競争も激化している。

中国情報協会の低空局副代表、チェン・ボーリン氏: 「低空経済は新たな成長の原動力であり、中国経済の高速発展を推進する重要なエンジンになる」

億航の創業者、胡華智氏: 「無人旅客航空機の商業運航という目標の実現に1歩近づいた。都市部の航空交通が消費者市場に参入するための最終段階だ」

億航と合肥合翼の成功は、中国でこの技術がどれだけ急速に普及するかを左右する。車両は全てCAAの安全性および耐空性検査に合格する必要がある。

(翻訳:鈴木聖子)

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