ウクライナ国防省情報総局(GUR)が発表した声明によれば、ロシアはヘリコプターの駐機位置を「カムフラージュ」し、迅速な展開や奇襲攻撃に備えていたという。

ウクライナ軍は、4つの標的が攻撃を受けて炎上する様子を捉えたとする動画を公開した。本誌はこの動画を独自に検証できなかった。

ウクライナは2022年夏に初めて供与を受けて以来、HIMARSをはじめとするアメリカの兵器を広く活用している。ロシアのKa-52やMi-8ヘリコプターは、3年以上にわたる戦争の中でウクライナにとって重要な標的となってきた。

ロシア国営の武器輸出業者ロスオボロンエクスポルトによれば、Ka-52は戦車、軍用車両、人員、ヘリコプターを狙うために設計された攻撃ヘリコプターで、最高時速は300キロに達する。Mi-8は汎用ヘリコプターで、機材や兵士の輸送にしばしば使用される。価格は推定1500万ドルだ。

ウクライナ軍参謀本部は24日時点の情報として、ロシアは2022年2月以降、前述の4機を含む335機のヘリコプターを失ったと発表している。

オランダのオープンソース・インテリジェンス(OSINT)サイト「オリックス(Oryx)」によれば、ロシアはこれまでに64機のKa-52と40機のMi-8を失っている。ロシアのヘリコプターはこれまでに合計120機が破壊され、30機が損傷、2機が鹵獲された。これらの数は目視で確認された損失のみを対象にしているため、おそらく実際にはさらに多い。

(翻訳:ガリレオ)

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