また、攻撃にHIMARSを使用したことについて、「HIMARS関連部隊が製品の最終テストを実施した。その結果、修理工場は顧客(兵士)とともに崩壊した」と述べた。同旅団はさらに、ロシアの海兵旅団が「装甲を改良しようとして、損失を増やした」と皮肉った。

HIMARSは、ロッキード・マーティン製のトラック型ロケットランチャーで、さまざまな弾薬を搭載でき、2022年からウクライナがロシアへの攻撃に使用している。2024年後半に広範に使用され、「ロシアの侵略に対する主力」「ロシアの脆弱性の象徴」と評されている。

ロシア軍はあと1年は攻撃作戦を維持できる

ロシアとウクライナの戦争についてXに投稿している軍事アナリストのイーガル・レビンは、「HIMARSは、装甲車両にスラット装甲を溶接していたロシア海兵隊の修理工場を攻撃した。クラスター弾と高性能爆薬弾頭が使用されたと伝えられており、おそらくこの地域の標的の事前評価に基づいている」と述べた。

英シンクタンクの国際戦略研究所(IISS)は2月、ロシアの装備不足について、「ロシア軍の戦力は今後数カ月に低下する可能性があるが、少なくともあと1年は攻撃作戦を維持できるように再編成され、適応している。ただし、それには装備と兵力の大きな犠牲を伴うだろう」と指摘している。

「状況は、ウクライナにとって2024年前半ほど悲惨なものではないが、戦場でのさらなる後退を避けるためには、依然として欧米の支援と人的資源管理の改善に頼ることになる」

ロシアがウクライナとの一時的な停戦を追求し、その結果、軍備を増強する時間を稼げるかどうかは不明だ。

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