私が凍り付いたのは、レベッカ同様、自分が何も分かっていなかったことに気付いたからだ。映画の前半で、悲しみに暮れる妹に優しくできない兄を叱ったクリスは、「本当の君はいい奴だ。その部分が出てくるのを待っているよ」と語りかける。
子供がよき判断力を養うまで庇護を与えたい親にとって、『プレゼンス』はホラーではないが、骨の髄まで凍る映画であることは間違いない。
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『プレゼンス 存在』
監督╱スティーブン・ソダーバーグ
主演╱ルーシー・リュー、カリーナ・リャン
日本公開は3月7日
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
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