<アメリカの侵略という「直接的な脅威」を抑止するため、NATO同盟国の核兵器を活用しようとする危機感>
カナダの次期首相を目指す政治家が、イギリス、フランスとの関係強化を提案した。両国はNATO同盟国で核兵器を保有しており、ドナルド・トランプ米大統領の潜在的な脅威からカナダを守るための抑止力になり得ると主張している。
トランプはこれまでに何度も「アメリカはカナダを併合し、51番目の州として吸収すべきだ」と発言してきた。カナダ政府関係者はこの発言に強い警戒感を示し、国家主権を揺るがしかねないと警告している。ジャスティン・トルドー首相はカナダがアメリカの一部になることはあり得ないと拒絶した。
イギリスのテレグラフ紙によると、トルドーの側近だったクリスティア・フリーランド前副首相は先週、自由党の党首選討論会でトランプがカナダの主権に対する「直接的な脅威」になっていると指摘。「トランプは本気でカナダを51番目の州にするつもりで、冗談ではない」と述べた。
トランプは「カナダはアメリカとの貿易なしでは国として成り立たない」とも発言している。
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