教皇フランシスコは2月11日の書簡で次のように述べた。


多くの場合、極度の貧困、不安定、搾取、迫害、または環境の深刻な悪化により自国を離れた人々を送還することは、多くの男性や女性、そして家族全体の尊厳を傷つけ、彼らを特に脆弱で無防備な状態に置くことになる。

また、バンス氏の「愛の秩序(オルド・アモリス)」の解釈についても批判し、キリスト教的価値観の「国家主義的歪曲」を警戒するよう警告した。


キリスト教の愛とは、自己の利益を中心に少しずつ広げていくものではない。本当に推奨すべき「愛の秩序」とは、「善きサマリア人」のたとえ話を深く瞑想することで見出されるものだ。それは、いかなる例外もなく、すべての人に開かれた兄弟愛を築く愛である。

トランプ政権が不法移民への取り締まりを強化する中、米国の海軍基地であるキューバのグアンタナモ湾が、新たに「犯罪移民」とされる人々の収容施設として利用されている。この基地は、9.11同時多発テロ以降、テロ容疑者の拘束に使われてきた。しかし、収容されている移民の「犯罪歴の有無」には疑問の声が上がっており、トランプ政権は彼らの身元について詳しい説明を避けている。

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