もっとも、犬が人を追いかけるのはよくあることなので、犬を飼っている人にとっては意外な光景ではなかったかもしれない。愛犬家団体アメリカンケネルクラブ(The American Kennel Club)はこうした出来事の背景を説明している。
この行動は犬本来の本能や群れ意識など、複数の要因に起因する。飼い主にピッタリくっついて離れない犬は、いつも飼い主のそばにいたいという強い欲求から「ベルクロ(日本でいうマジックテープ)ドッグ(Velcro dogs)」と呼ばれることもある。
しかしこうした執着行動は、飼い主から離れることに苦痛を感じる分離不安に結びつくこともある。
「ベルクロドッグ」も分離不安の犬も、飼い主から離れたがらない特徴は共通しているが、大きな違いは不安感にある。ベルクロドッグは単純に飼い主のそばにいることを楽しんでいるのに対し、分離不安の犬は取り残されるとパニックに陥る。
ベルクロドッグは分離不安になりやすい傾向はあるものの、必ずそうなるとは限らない。症状がエスカレートしていつも一緒にいないと犬が正常でいられなくなる深刻な問題に発展する前に、飼い主は早いうちから執着行動に対処する必要がある。
(翻訳:鈴木聖子)
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