BSは、植物本来の免疫力を高める新しい農業資材として注目が高まっている。干ばつや塩害などの気候変動(非生物的ストレスという)、害虫や病原菌(生物的ストレス)の対策として効果が期待されている。

また、トレハロースは根粒菌だけでなく「ほぼすべての微生物の細胞を守る」(東山さん)と、幅広いバイオ農薬・肥料の安定化剤として可能性を持つ。

同社は2024年春、農業分野の新しい研究部門「バイオアグリ・サイエンスユニット」を創設。東山さんがリーダーに就き、研究・開発にいっそうの力を注いでいる。

「将来的に活用がさらに広がっていくようにアプローチしていきたいです」と東山さんは力を込める。

ナガセヴィータで農業分野の研究を率いる東山隆信さん
ナガセヴィータで農業分野の研究を率いる東山隆信さん。トレハロースの可能性に大きな期待を寄せている Photo:遠藤 宏
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