ベクスヒル=オン=シーで確認されたティラノサウルス科は、この科の代表格であるTレックスと比べると、3分の1程度の大きさだったとみられる。研究者によれば、狩りの対象は小型恐竜や爬虫類だったようだ。

「私たちは何十年も前から、ここで生息していた獣脚類を解明したいと思っていた。そのため、今回の研究結果にはとても興奮している」。論文共著者のダレン・ナイシュはプレスリリースでそう述べた。

「イングランド南部には、白亜紀に恐竜が生息していた証拠が飛び抜けて多く存在している。この一帯に残るさまざまな堆積物の層は、地質年代という点でも、含まれている化石という点でも、世界的に見て独特だ」とナイシュは述べている。

サウサンプトン大学で研究指導教員(スーパーバイザー)は、本誌の取材に対してこう述べた。「世界で初めて科学的に描写された恐竜が、メガロサウルスと名付けられたのは1824年のことだ。それから200年も経つが、いまだに新しい恐竜が見つかっている」

「新種が平均して週に1つ見つかるというペースは落ちていないようだ。実際、今回のような新種がコレクションに加わることで、恐竜の多様性が私たちの予想を上回っていることが明らかになっている」とゴズリングは述べた。

(翻訳:ガリレオ)

【参考文献】

Barker, C. T., Handford, L., Naish, D., Wills, S., Hendrickx, C., Hadland, P., Brockhurst, D., Gostling, N. J. (2024). Theropod dinosaur diversity of the lower English Wealden: analysis of a tooth-based fauna from the Wadhurst Clay Formation (Lower Cretaceous: Valanginian) via phylogenetic, discriminant and machine learning methods. Papers in Palaeontology.

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