国際社会が再三の自制を求めるなかで、イスラエルはヒズボラとのエスカレーションに踏み切った。国境を越えレバノン南部で地上侵攻を進め、レバノンに駐留する国連レバノン暫定軍にすら攻撃を与えている。
しかし、国際社会からの強い非難の声はイスラエル国内には届かず、「もう誰もイスラエルを止められない」という諦めにも似た感覚すら広がっている。
イスラエルのリーダーたちがたびたび口にしてきた「自分たちは誰の助けがなくても、国を守る」という思想は、この1年間の戦争によってさらに増幅された。
その独自の思想を深めるイスラエルと今後、どのように向き合っていくのか。まさに今、イスラエルと国際社会の関係は大きな分水嶺にある。
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