[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は、北朝鮮に拘束され2017年の解放直後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の治療費について、北朝鮮側が請求した200万ドルの支払いを承認した。ワシントン・ポスト紙が25日に報じた。
同紙によると、請求書は17年に訪朝した米国務省のユン北朝鮮担当特別代表(当時)に手渡され、ユン氏は支払い同意書に署名していた。請求書はその後、米財務省に送られたが、17年中は支払われなかった。
ホワイトハウスのサンダース報道官はロイターに「人質に関する交渉についてはコメントしない」と述べた。
ユン氏は25日、CNNに「オットーさんを取り戻すためにできることは何でもせよ、と命じられていた」と明言。過去に米国人の人質を解放する際にもお金が支払われ、「医療費」として正当化されたと理解している、と語った。
ユン氏はCNNとの別のインタビューで、自身が北朝鮮担当特別代表を務めていた時は、北朝鮮で拘束された米国人を巡り身代金を支払ったことはない、と述べた。ユン氏は2018年3月に特別代表を退任した。
米国務省の担当者はコメント要請に応じていない。
トランプ大統領は昨年9月に記者会見で「人質を解放した。(北朝鮮には)何も支払っていない」と述べ、身代金を支払ったとの見方を否定していた。