現在は衆院選の真っただ中だが、こうした本質的な問題について十分に議論がなされているだろうか。各方面から格差や不平等を改善するというお題目こそ聞こえてくるものの、その約束が選挙の後にどれだけ実現されるのかは心もとない。
各政党は、どんな社会を目指すのか、そのためにどんな再分配施策を実行するかをアピールするだけでなく、それらを通じて「どの指標をいつまでにどの程度改善するつもりなのか」まで併せて示してほしい。投票する側も、数年たった後にかつての約束が実際にはどの程度実現されたのか、きちんと確かめるべきだろう。
これから必要なのは正しく機能する再分配であり、その巨大な事業を任せられる透明で信頼可能な政府だ。少しでもマシな政治家を選び、一票を投じたい。
<本誌11月2日号掲載>
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