[ロンドン 10日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱を控え、欧州議会で経済問題を扱う委員会は、金融監督機関の権限拡大を模索している。
同委員会は欧州資本市場の構築や、域内顧客との取引を望む域外企業の審査に向け、EUの証券、銀行、保険監督機関の権限を強化する法律の草案を承認した。
有害な金融商品販売をやめさせ、金融業界関係者の行動監視を強化するため、監視機関の権限を拡大する。
英国はEU最大の金融センターを抱える。一部の域内政党は、英国がEU離脱後、世界金融センターの競争力を維持するため、金融規制を後退させると懸念している。
法案審議を推し進めたオーストリア選出議員は「EU内で金融事業に携わる者が確実に、厳格な規制を守るようにする」と述べた。
草案は加盟各国などの承認が必要で、欧州議会選挙などを控えていることから、議員らは5月までに最終決着させたい考えだ。