有機無農薬へのこだわりはまず頷く部分があるものの、それで子供の病が減ったり、学力が上がることとの相関、根拠は一切示されていない。これは典型的なオーガニック信仰の一種である。オーガニック信仰は、戦後の大量消費社会の亢進に疑問を示した先進国に住む、意識の高い比較的富裕な消費者層から始まる。有機農法や無農薬産品、自然由来製品等にこだわり、それを徹底することで心身が浄化され健康体になり、結果的に社会が改良されるなどとする発想である。

これは日本にも輸入され、「食の安全」の美名とともに場合によっては「食品添加物拒否運動」として広まった。1999年にベストセラーになったが賛否が分かれた著書『買ってはいけない』(金曜日)などが書籍としてはその代表のひとつである。私が確認しただけで、参政党のオーガニック信仰ともいえる発言は、さらに過激な形になり他の候補の演説にも頻出する。


(悪性リンパ腫を患ったが現在は健康であるという男性から、食品添加物と体に悪い農薬などの話をしてほしい、旨の質問を受けて)

...悪性リンパ腫に限らずですよ、白血病とかでも限らず、普通のがん、骨肉腫もそうです。まず(甘いものを)やめなきゃいけない。なぜかっていうと、まずその、グルテンが免疫かく乱物質から発がんさせやすくなるのもそう。ね、それから糖類を採ってる、砂糖類を採ってると、ね。炎症がみんな強くなるんです。天然の三温糖ですとかね、羅漢果ですとかね、甜菜糖とかですね、関係ないです。仮に代用甘味料としましょう。アスファルテーム。(中略)アスファルテームが分解するとメチルアルコールができるんで、発がん物質になる。だからダメなんです。結局は甘いものは何もかもダメなんです。人工甘味料でもダメなんです。蜂蜜もだめなんです。(中略)これらのものに加えてもっと強い発がん物質である食品添加物。これはもうひどいですよ。(中略)

100g200円の豚肉をミンチにしますね。調味料入れますでしょ。焼くでしょ。それで味付けしますよね、デミグラスソースとか入れるんだから、玉ねぎ使ったりニンジン使ったり、出来上がりますと。それを真空パックに入れますと。そのパックもちゃんと、石油から作るんだから石油がいるでしょ、そこになんとかのハンバーグって、セブンイレブンの何とかハンバーグって、和風ハンバーグとかってなるでしょ。(中略)ところが100g98円とかで売ってるわけ。ありえないでしょ。どうやったら安くなるんですか。

それは、クズ肉を使うしかない。本来だったら廃棄処分にする。例えば死んだ豚とか。ね。あるいはそもそも全部内蔵取っちゃったあとの余ってる部分の、豚の顔とか牛の顔とか、或いは糞便が詰まってる普通使わない大腸とか。こういうとこを使うわけですよ。そういうのを使うと凄いにおいがします。食品添加物が臭いを消すんです。においを消したらハンバーグっぽい味にしなきゃならないから、合いびき肉だから、豚のエキスとか牛のエキスとか、食品添加物だからそれっぽい味を出すわけです。(中略)

こういうの聞いたら、白いアイスクリームも食べられないでしょ。スジャータとか死んでも使えないでしょ。うちでもそうですよ。スジャータが牛乳だと思ってて、カップに入れてちゅるちゅる飲んでて、てんかんの子がいたの。止めると発作が無くなる。本当にダメなんだから。(中略)

要するに、家で作って食えってことなの本当に。一番いけないのはコンビニの弁当とかを、電子レンジでチーンってやって、みそ汁代わりにカップヌードルを飲んでるとかなんだか、中にコーディングしてるわけでしょ、毒の水をわざわざ毒性を強くして、電子レンジで化学反応を起こして食べてる。ていう人たちががんになってるの。もう全員って言っていい、もう。本当は国立がんセンターとかでこの話しないといけないけど、何で言わないかって言ったら、石油を輸入するなって、これもう穀物メジャーとか、オイルメジャーとかね、ビッグファーマーとか、上に居るのがそれこそ国際金融資本なの。この人たちの命令で、日米安保だけじゃなくて、日米合同委員会ってのがあって、それでお前らこういう法律作れって、(アメリカの)軍人が日本の官僚に言って...(後略)

―2022年6月29日吉野氏埼玉県川口市での街頭演説,括弧内、強調筆者

不純物の拒絶が反ワクチンに結び付く