<対話型AI「チャットGPT」が話題だが、果たしてどの程度信用できるのだろうか。このジョークにあるように、どんな質問をするか次第かもしれないが>

【AIの力】

少年が対話型人工知能(AI)に聞いた。

「僕のパパが今どこにいるか、分かる?」

AIが答えた。

「あなたのパパは今、湖で釣りをしています」

少年は笑いながら言った。

「ハズレ! 僕のパパはもう5年も前に亡くなっているんだから!」

この結果を知った開発者たちは大いに驚き、すぐさま検査とテストを繰り返した。

数日後、開発者たちが少年の家を訪れて言った。

「もう一度、同じ質問をしてくれるかな。ただし、今回は『僕のパパ』ではなく、『僕のママの夫』という言葉を使ってほしい」

「いいよ。やってみる」

少年はAIに聞いた。

「僕のママの夫が今どこにいるか、分かる?」

しばらく時間がたった後、AIが答えた。

「あなたのママの夫は5年前に亡くなりました。でも、あなたのパパは今、湖で釣りをしています」

◇ ◇ ◇
対話型サービス「チャットGPT」などの生成AIをめぐる議論がいよいよ盛り上がってきている。

アメリカの名門ビジネススクール、ペンシルベニア大学ウォートン校の研究によると、チャットGPTは既に同校のMBA(経営学修士)の最終試験に合格できるだけの能力を持っているという。その進化のスピードは驚異的であり、今後、さまざまな分野において、業務の大幅な効率化が期待される。

その一方で、間違いが多いことも指摘されている。グーグルは2月、AIチャットボット(自動応答プログラム)「Bard(バード)」を発表したが、そのデモ動画において「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の成果」について、「世界で初めて太陽系外の惑星の撮影に成功した」と回答した。

しかし、これは完全なる「誤答」。これを受けて親会社アルファベットの株価は急落した。

「ドラえもん」か、「ターミネーター」か
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