政治家は「見た目」なのか
大正生まれのわが祖父は生前、こんな話をしていた。「人がよさそうな人ほど、本当は怖いんだよ」。振り返ってみると、昭和の政治家には失礼ながら「悪人ヅラ」の先生方が少なくなかった。
世の中の酸いも甘いも知り尽くしたような厚みのある迫力の中に、国民の生活を憂う優しさが時おり交じった。
政治家に限ったことではないが、「外面がいい」だけの人間は、周囲から容易に見抜かれ、鋭く指摘される時代だった。
それがいつから「人は結局、見た目」といった身もふたもない稚気な言葉がやけに是とされる世の中になったのか。シュッとした外見の政治家は増えたが、それに比して政治の迷走はより深まっていないか。
岸田首相もそろそろ封書を用意する頃か。
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