[ウィーン 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会のユンケル委員長は、イタリアがユーロ圏を離脱するのは自殺行為として、離脱の恐れはないとの見方を示した。ただ、イタリアがEUの財政ルールを無視すれば報いを受けることになると指摘した。

イタリア政府は、財政赤字が国内総生産(GDP)比2.4%となる2019年予算を策定。しかし、欧州委員会は、財政赤字が大き過ぎるとして差し戻し、財政計画の修正を要請した。

ユンケル委員長は、オーストリア放送協会(ORF)とのインタビューで、イタリアがユーロ圏を離脱するかとの質問に「その危険性はないとみている。だれも自殺を図ったりしないからだ」と述べる一方で、財政を巡る対立の影響はあると予想。

「(EUの財政)ルールが自分たちの利益にならない、という主張が初めて聞かれる。それは結果をもたらすだろう」と述べた。

結果とは何かとの質問に、ユンケル委員長は、イタリア政府は11月半ばまでに欧州委の質問に答えなければならない、と指摘し、それ次第になるとの見方を示した。

「多くのイタリア市民はEUに留まりたがっており、明確なユーロ支持派も増えている。イタリア市民は、ユーロが自分たちを守ってくれると気づき、感じ、認識し、理解しているからだ。そしてわれわれは議論においてその方向で進めていく」とユンケル氏は語った。

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