[ニューヨーク 6日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では主要6通貨に対するドル指数<.DXY>が下落し3週間ぶりの安値を付けた。この日発表された米雇用統計で賃金の伸びが緩やかだったことなどから、市場が織り込む年内の利上げ確率がやや後退した。
米国と中国が6日、340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動したことを受け、ドルは雇用統計前から軟調だった。
6月の雇用統計は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月比21万3000人増と、市場予想の19万5000人増を上回った。一方、時間当たり賃金の伸びは0.2%と、前月の0.3%からやや鈍化し、市場予想の0.3%を下回った。
BNYメロン(ボストン)のシニアグローバル市場ストラテジスト、マービン・ロー氏は「堅調な経済動向を踏まえ9月利上げの可能性は高いとみられる一方、賃金の伸びは加速していないことから、今年4度目となる12月利上げについては予想が一段と立てにくい」とした上で、同確率は5割程度との見方を示した。
主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.5%安の94.019。ドル/円<JPY=>は0.2%安の110.42円。ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%高の1.1742ドル。
金利先物が織り込む9月利上げの確率は、雇用統計発表前の80%から発表後は77%に低下した。
米中の関税発動について、GWMインベストメント・マネジメント(ロンドン)のエグゼクティブ・ディレクター、トム・ミルソン氏は「中国は、そうしないといいながらも米国への攻撃材料として為替を使ってくる恐れがある。中国は米国と同等の報復措置は取れないからだ」と指摘した。
人民元は対ドル<CNY=CFXS>で0.1%安の6.6480元。3日には11カ月ぶりの水準となる6.7204元まで値下がりした。
ドル/円 NY終値 110.45/110.47
始値 110.63
高値 110.68
安値 110.39
ユーロ/ドル NY終値 1.1745/1.1749
始値 1.1706
高値 1.1767
安値 1.1706