20日、フランシスコはイタリアを訪問したJDバンス米副大統領と質素な住まいで面会した。バンス氏はカトリックに改宗した熱心な信者だが、両者はトランプ政権の移民政策、特に大規模な強制送還措置を巡り対立してきた。

最後となったサンピエトロ広場でのミサでは「新たな希望を抱き、他者への信頼を蘇らせたい。自分と異なる者や遠い土地から来て馴染みのない習慣、生活様式、思想をもたらす者たちに対して。私たちは皆、神の子供なのだから」とのメッセージが代読された。

「橋を考えず壁をつくる人はキリスト教徒ではない」

2016年の米大統領選でフランシスコはメキシコ国境に壁をつくるドナルド・トランプ大統領の公約を「橋を架けることを考えず壁をつくる人はキリスト教徒ではない」と批判した。トランプ氏は「バチカンが過激派組織ISに攻撃されたら彼らの戦利品になるだろう」と侮辱した。

今回トランプ氏は自らが創設したSNS「トゥルース・ソーシャル」で「神様が彼と彼を愛したすべての人を祝福しますように」と追悼した。しかしトランプ支持者の一部は「トランプのような教皇」の誕生を求め、伝統的なキリスト教の価値観を復活させるよう呼びかけている。

性的少数者LGBTQ+に対してより慈悲深いアプローチをとったフランシスコは同性カップルの「シビルユニオン」(市民的結合)を支持し、特定の状況下で神父が同性カップルに祝福を授けることを許可した。こうした改革への保守派の反発がある。

教皇の死は内部の権力闘争を浮き彫りに
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