[2日 ロイター] - <為替> ドルがユーロやスイスフラン、主要通貨バスケットに対して一時7カ月ぶり安値、対円で2週間ぶりの安値をつけた。5月の米雇用統計が軟調な内容となり、今年下期の利上げ見通しに影響が出る可能性もある。
終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.5%安の96.725。ユーロは対ドル<EUR=>で一時、1.1282ドルの高値をつけたが、直近では0.6%高の1.1276ドル。ドルは対円<JPY=>で0.8%安の110.44円。
<債券> 長期債利回りが約7カ月ぶり、短期債利回りは約2週間ぶりの水準に低下した。5月の米雇用統計で、雇用者数の伸びが市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が下期、金融引き締めに一段と慎重になるとの見方が浮上した。
弱い雇用統計の発表後も、市場は6月の利上げをほぼ確実視している。CMEグループのフェドウォッチによると、午後の取引でフェデラルファンド(FF)金利先物相場は91%の確率で今月の利上げを織り込んでいる。
だが、アナリストは、雇用統計を受けて、9月の利上げ、および年内のバランスシート縮小の可能性が低下したとみている。BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏は、「雇用統計はかなり低調な内容だった」とし、「9月の利上げはより困難になるだろう」と話す。
<株式> 主要3指数が終値で過去最高値を2日連続で更新した。ハイテク、工業株が買われ、低調な米雇用統計の影響を相殺した。
業種別では、S&P工業株指数<.SPLRCI>が0.49%、S&Pテクノロジー株指数<.SPLRCT>が1.04%それぞれ上昇し、全体を押し上げた。
金利上昇の恩恵を受けるS&P金融株指数<.SPSY>は0.37%安。一時は0.9%まで下げ幅を拡大した。弱めの雇用統計で、米連邦準備理事会(FRB)が下期の金融引き締めに慎重になるとの見方が圧迫した。
原油安を嫌気し、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.18%下落と、業種別で最も下げがきつかった。トランプ米大統領が気候変動対策の枠組み「パリ協定」からの離脱を正式に表明したことで、米国内のシェール掘削が一段と活発化し、原油の過剰供給問題がさらに悪化するとの懸念が重しとなった。
<金先物> 米雇用統計がさえない内容だったことを受けて反発した。8月物の清算値は前日比 10.10ドル(0.80%)高の1オンス=1280.20ドルと、中心限月ベースで は4月21日(1289.10ドル)以来約6週間ぶりの高値を付けた。
<米原油先物> 米国による「パリ協定」離脱決定でシェールオイル生産が一層活発化するとの見方 に押され、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は、前日比0.7 0ドル(1.45%)安の1バレル=47.66ドル。週間では4.30%安。8月物の清算値は0.73ドル安の47.87ドルとなった。
ドル/円 NY終値 110.40/110.43 <JPY21H=>
始値 111.48 <JPY=>
高値 111.54
安値 110.34
ユーロ/ドル NY終値 1.1280/1.1284 <EUR21H=>
始値 1.1218 <EUR=>
高値 1.1285
安値 1.1205
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時04分 103*26.50 2.8100% <US30YT=RR>
前営業日終値 102*19.50 2.8700%
10年債(指標銘柄) 17時05分 101*29.50 2.1591% <US10YT=RR>
前営業日終値 101*13.00 2.2170%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*04.50 1.7204% <US5YT=RR>
前営業日終値 99*29.75 1.7650%
2年債(指標銘柄) 17時02分 99*29.50 1.2899% <US2YT=RR>
前営業日終値 99*29.00 1.2980%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 21206.29 +62.11 +0.29 <.DJI>
前営業日終値 21144.18
ナスダック総合 6305.80 +58.97 +0.94 <.IXIC>
前営業日終値 6246.83
S&P総合500種 2439.07 +9.01 +0.37 <.SPX>
前営業日終値 2430.06
COMEX金 8月限 1280.2 +10.1
前営業日終値 1270.1
COMEX銀 7月限 1752.5 +24.4
前営業日終値 1728.1
北海ブレント 8月限 49.95 ‐0.68
前営業日終値 50.63
米WTI先物 7月限 47.66 ‐0.70
前営業日終値 48.36
CRB商品指数 177.9633 ‐1.1267 <.TRJCRB>
前営業日終値 179.0900