なぜ、機関投資家が買った株は上がるのか

2021年1月25日(月)17時05分
石津大希 ※株の窓口より転載

機関投資家を盲信しないことが大切

機関投資家は確かに、何らかのストーリーを持って投資アクションを起こしている。しかし、彼らが何か特別な情報を持っているというわけではない。個人投資家と同じように、経営情報開示資料やニュース、業界の動向、世界経済の流れなどをもとにして、ストーリーを練っているだけだ。

機関投資家もしょせん一市場参加者。彼らの動きを盲目的に信じることなく、その行動の内容や根拠を注意深く考えてみる。そういう習慣を持つことで、おのずと自分自身の株式投資リテラシーが向上することにもつながるだろう。

2021/01/15

[執筆者]
石津大希(いしづ・だいき)
外資系投資顧問会社で株式アナリストとして勤務したのち独立。ファンダメンタルズ分析の経験を生かして、客観的データや事実に基づく内容を積極的に発信。市場で注目度の高いトピックを取り上げ、深く、そして、わかりやすく説明することを心がける。

※当記事は「株の窓口」の提供記事です

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