最新記事
ウクライナ情勢

【動画】ウクライナの戦場でロシアの軍服を着た中国兵――中ロはやはり裏で結託していた?

Chinese Soldiers Fighting for Russia Captured in Ukraine: Zelensky

2025年4月9日(水)16時00分
シェーン・クロウチャー、エリー・クック
上海協力機構サミットの時に首脳会談を行った中ロ首脳

上海協力機構サミットの時に首脳会談を行った中ロ首脳(2024年7月、カザフスタンのアスタナ)Sputnik/Sergei Guneev/Pool via REUTERS

<ロシア兵として戦う中国人兵士2人が捕虜になった。他にも多数が参加しているとみられるという。これは、中国政府がウクライナ戦争の戦場でもロシアに加担すると決めたということなのか>

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「ロシア軍の一員として」戦っていた2人の中国人をウクライナ軍が捕らえたと発表した。

ゼレンスキーはさらに、ウクライナはロシアのために戦っている中国人はもっといるという情報を持っているとして、アメリカに対応を求めた。

ゼレンスキーは4月8日にSNSのテレグラムに投稿し、問題の男たちを捕えたことを伝え、そのうちの1人を写した動画を共有した。彼らは東部ドネツク地方で捕えられたという。

「これらの囚人たちはID、銀行カード、公的書類を持っている。占領軍の部隊には、このような中国人が他にも大勢いるという情報がある」とゼレンスキーは述べた。

ゼレンスキーは記者会見で、ウクライナ軍が6人の中国兵と戦闘を行い、その結果、2人の中国兵を捕虜にしたと述べた。この中国人部隊は、北朝鮮軍がロシア領内のクルスク州で見つかったのに対し、ウクライナ領内で発見されたという。

ゼレンスキーは「この事態を受けて、アメリカはウクライナ、ロシアともっと話をするよう求める。中国も説明すべきだ」と付け加えた。

ゼレンスキーは、中国に対して、この事態にどう対応するつもりなのか尋ねた、と述べた。

座談会
「アフリカでビジネスをする」の理想と現実...国際協力銀行(JBIC)若手職員が語る体験談
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

べネズエラ沿岸付近に戦闘機5機、国防相が米国を非難

ビジネス

テスラ第3四半期納車が過去最高、米の税控除終了で先

ビジネス

ホンダ、ブラジルの二輪車工場に440億円投資 需要

ビジネス

マクロスコープ:生活賃金の導入、日本企業に広がる 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 5
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 6
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」…
  • 7
    1日1000人が「ミリオネア」に...でも豪邸もヨットも…
  • 8
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 9
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 10
    AI就職氷河期が米Z世代を直撃している
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 5
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 8
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中