ゲーム請負人の自殺から「大炎上」...中国「太った猫」事件とは? お供えはフードデリバリー?
ゲーム請負で「太った猫」のハンドルネームを持つ劉の自殺現場にはデリバリーでお供えが DYL0807/SHUTTERSTOCK, RODEN WILMAR/SHUTTERSTOCK (CAT), ORIENTAL IMAGEーREUTERS (GAME)
<「ゲームキャラを育てる仕事」をしていた男性が「ゲームで出会った」女性に恋した末に自殺。この事件がSNSで拡散し、お供えに「フードデリバリー」が届く。炎上騒ぎに見る、デジタル大国中国のサイバーまみれな日常>
中国は今や世界をリードするデジタル大国だ。10年前だと「先進国の日本、すごい」と感動していた中国人たちが、「日本は不便だけど、時間がゆったりと流れていてほっとする」と別の形で感動するようになってしまった。
では、デジタル大国の日常とは果たしてどんなものなのだろうか。それを実感させる1つの事件が起きた。4月11日未明、重慶市で劉傑(リウ・チエ、男、20歳)が自殺した。彼の仕事はゲームキャラクター・トレーナー。他人のキャラクターをレベルアップさせて報酬をもらう、低賃金、長時間労働のきつい仕事である。
劉は昨秋、ゲームで知り合った女性と恋に落ち、湖南省からはるばる引っ越してきた。引っ越し費用に彼女へのプレゼント、それに花屋の開店資金が欲しいという彼女の頼みを聞き続けた結果、すっからかんに。ついに残った金を全てチャットアプリの送金機能で彼女に送り、長江に身を投げた。
劉の姉がこの話をソーシャルメディアで公開すると、同情が広がり大騒ぎに。劉のハンドルネームから胖猫(パンマオ、太った猫)事件と呼ばれるようになった。
ネットユーザーたちは手向けとして投身自殺の場所にハンバーガーやタピオカミルクティーを供えてもらうよう、遠隔地からフードデリバリーを頼んだ。
ところが現地から動画配信していたネットユーザーが確認すると、フードの箱は空っぽ、飲み物は水だった。大量の注文が舞い込んだファストフード店の店員が中身を抜いていたのだ。
これが炎上騒ぎとなり、企業は謝罪と従業員解雇に追い込まれた。それどころか、バカ騒ぎに気付いた警察が動き出し、劉の姉が耳目を集める目的で嘘偽りの書き込みをしていたと発表、刑事事件として捜査を進めることとなった。
いろいろあったわけだが、結局は「痴情のもつれからの自殺」というだけのありふれた話である。それなのに、デジタルサービス、ネット炎上事件、フェイクニュース......テック絡みの話題が満載なのが不思議だ。生活の全てにデジタルが付きまとってくる、サイバー大国とはそういうものなのだろう。
アマゾンに飛びます
2026年3月10号(3月3日発売)は「トランプのイラン攻撃」特集。核・ミサイル開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。アメリカとイランの全面戦争は始まるのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
東京都港区/外資系企業での一般事務・庶務業務
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
経験者募集 週2在宅・フレックス・給与計算 英語力活かせる 外資系700社支援
株式会社ビーピーエムアソシエイツ
- 東京都
- 月給33万4,000円
- 正社員
-
外資企業内 フードパントリー 手配・管理業務「オーガニック食品やサスティナブル商品の提案・管理」
コンパスグループ・ジャパン株式会社
- 東京都
- 年収400万円~500万円
- 正社員





