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原発ウクライナのザポリージャ原発、火災は鎮火するもロシア軍が占拠=当局

ザポリージャ原子力発電所で2013年4月撮影(2022年 ロイター)
ロシア軍はウクライナ南東部にある欧州最大級のザポリージャ原子力発電所を占拠した。地元当局が4日、ソーシャルメディア(SNS)で述べた。
当局は、職員が発電所の状態をモニターしており、安全基準に則った運用がされるよう取り組んでいると述べた。
ロシア軍は4日未明、ザポリージャ原子力発電所の一帯を攻撃し、原発の近くにある訓練用建物で火災が発生した。ウクライナ緊急サービス当局によると、火はその後消し止められた。
グランホルム米エネルギー長官は、原発周辺で放射線量の上昇は見られないと指摘。同原発はウクライナの発電総量の2割余りを占める。長官はツイッターに、原子炉が「強固な格納構造で保護」されており、「安全に停止されている」と投稿した。
ウクライナ緊急サービス当局によると、4日早くの段階で6基の原子炉のうち1基が稼働していた。

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