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ウクライナ

惨状伝えるゼレンスキー大統領の演説に、涙で声を詰まらせる通訳者

2022年3月2日(水)17時20分
川口陽
ゼレンスキー大統領と欧州議会

ゼレンスキー大統領の演説が終わると会場は総立ちに。手前はフォンデアライエン欧州委員長(3月1日、ブリュッセル) Yves Herman-REUTERS

<欧州議会でのビデオ演説が終わると、会場からはスタンディングオベーションが送られた>

1日、欧州連合(EU)欧州議会の緊急会合にビデオ形式で参加したウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍の激しい攻撃にさらされているウクライナへの支援を呼び掛けた。

会合の途中、ハリコフの無差別攻撃の惨状を伝えるスピーチに同時通訳の男性が涙で声を詰まらせる一幕があった。

24日に侵攻が始まって以来、ゼレンスキー大統領は「第一の標的」に指定されながら国内にとどまることを決意し、国民を鼓舞し続けている。その姿勢と発言が世界の注目を集めているが、困難な局面に置かれた同胞の拠り所となっていることは間違いない。

(先月26〜27日、調査機関「レイティング」が18歳以上の国民2000人を対象に行った世論調査によると、ゼレンスキー大統領の支持率は91%を記録)

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