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宮城・福島で震度6強、マグニチュード7.3の地震 津波注意報は解除、新幹線に一部運休

2022年3月17日(木)07時30分
16日午後11時36分ごろに発生した地震の震源地

気象庁によると、16日午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の地震を観測した(2022年 ロイター)

[東京 17日 ロイター] - 16日午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生した。両県の沿岸に津波注意報が出されたが、気象庁は17日午前5時ごろ、全ての注意報を解除した。

東日本旅客鉄道は17日始発から、東北新幹線の一部区間の運転を見合わせる。山形、秋田新幹線でも一部の運転を見合わせとする。再開の見込みは立っていない。

震源地は福島県沖で、震源の深さは60キロメートル。地震の規模を示すマグニチュードは7.3と推定されている。震度6強を観測したのは宮城県の登米町と蔵王町、福島県の国見町と相馬市、南相馬市。

宮城県石巻港では17日午前0時29分、20センチの津波を観測した。

原子力規制委員会によると、福島第1原発5号機のタービン建屋で火災警報が鳴ったが、現場を確認したところ火や煙の発生はなかった。また、第2原発1号機で使用済み燃料プールの冷却ポンプが一時停止したが、その後復旧した。

政府は官邸対策室を設置した。岸田文雄首相は17日午前2時前に記者団の取材に応じ、東北新幹線下り列車が福島駅と白石蔵王駅の間で脱線したことを明らかにした。けが人はいないという。岸田首相は「引き続き地震の情報に注意し、海岸に近づかず、身を守るための行動を取るようお願いしたい」と語った。

東京電力パワーグリッドによると、管内の約200万戸で停電が発生。東北電力管内では約15万戸で停電が発生した。岸田首相によると、東電管内の停電は1時間以内におおむね解消される見込みだという。



[ロイター]


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