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中国でコロナの起源めぐる第2次調査を 米がWHOに要請

2021年5月28日(金)09時32分

米国は新型コロナウイルスの起源を探る中国での2次調査を実施するよう世界保健機関(WHO)に要請した。写真は2015年1月、ジュネーブで撮影(2021年 ロイター/Pierre Albouy)

米国は27日、新型コロナウイルスの起源を探るため、中国で第2次調査を実施するよう世界保健機関(WHO)に要請した。

米国の在ジュネーブ国連代表部は声明で、第1次調査が不十分かつ決定的でないとした上で、「ウイルスの起源やパンデミック(世界的大流行)初期の状況を理解するために、中国が独立した専門家に対し、完全な生データやサンプルなどへの完全なアクセスを認めることが極めて重要」と表明した。

バイデン米大統領は26日、新型コロナ起源を巡り、情報機関に追加調査を指示。ホワイトハウスは、中国がWHO主導の新型コロナの起源を探る調査に対し十分な透明性を示したとは米国は考えていないとし、米国は引き続き中国に対し、新型コロナの起源に関する国際調査に全面的に協力するよう圧力をかけていくとした。

中国は、在米大使館を通じて「世界中で発見された新型コロナの初期事例を包括的に検証するとともに、世界中にある一部の秘密拠点や生物学研究所を徹底的に調査することを支持する」と表明した。

英国のマンリー国連大使は「WHOによる第1次のコロナ起源調査はプロセスの始まりであって終わりではない。われわれは中国での調査を含め、タイムリーで透明性のある、証拠に基づいた専門家主導による第2段階の検証を行うよう求める」と述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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