最新記事

2020米大統領選

トランプ「大統領選は最高裁で決着」 判事9人全員必要と強調

2020年9月24日(木)10時53分

トランプ米大統領は23日、今年の大統領選は連邦最高裁判所で決着すると考えられるため、先週死去した最高裁判事ギンズバーグ氏の後任を決め、9人全員の判事をそろえる必要があると発言した(2020年 ロイター/TOM BRENNER)

トランプ米大統領は23日、今年の大統領選は連邦最高裁判所で決着すると考えられるため、先週死去した最高裁判事ギンズバーグ氏の後任を決め、9人全員の判事をそろえる必要があると発言した。

トランプ氏は、11月の大統領選で問題が起きた場合に対処するため、最高裁の判事9人全員が必要になるかとホワイトハウスで質問された際、「選挙は最高裁での決着になると思う。9人の判事がそろっていることが重要だ」と語った。

これまでトランプ氏は、新型コロナウイルス感染予防のために郵便投票が増えれば不正行為が増加すると主張しており、選挙結果を巡り法廷闘争にもつれこむと想定している。

トランプ氏は、18日に死去したリベラル派のルース・ギンズバーグ最高裁判事の後任を迅速に指名する意向で、大統領選前に上院で承認採決を実施すべきだと主張している。トランプ氏指名の判事が承認されれば、最高裁判事は保守派が6人、リベラル派が3人になる。

トランプ氏は、上院の承認手続きは迅速に進められ、共和党のグラム上院司法委員長による判事候補者の公聴会すら必要ないと説明した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?


20200929issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

9月29日号(9月23日発売)は「コロナで世界に貢献した グッドカンパニー50」特集。利益も上げる世界と日本の「良き企業」50社。PLUS 進撃のBTS

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は5万円割れ、一時1000円超安 主力株が

ワールド

カザフスタン、アブラハム合意に参加 トランプ氏が発

ワールド

中国、米国産農産物の購入を緩やかに開始 先週の首脳

ワールド

諮問会議議員に若田部氏ら起用、「優れた識見有する」
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 5
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 6
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 9
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 10
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 9
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中