最新記事

貿易

G20大阪サミットで安倍首相「自由貿易で強いメッセージ打ち出す」

2019年6月28日(金)13時00分

日本で初の開催となる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が28日から2日の日程ではじまった。写真はサミット参加者。大阪での代表撮影(2019年/ロイター)

日本で初の開催となる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が28日から2日の日程ではじまった。会合冒頭、議長の安倍晋三首相は「対立を際立たせるのでなく互いの共通点を見出し、ウィンウィン(相互利益)で持続可能な世界を実現するサミットにしたい」「今こそ、自由、公正、無差別な貿易体制を維持・強化するため、強いメッセージを打ち出さなければならない」と強調した。米国の保護主義や米中摩擦を背景に議論は難航が予想されるが、自由貿易の重要性に関しメッセージを取りまとめたい意欲を示した。

安倍首相は「自由貿易やイノベーションを通じて世界経済の力強い成長をけん引していく」としつつ、世界経済の現状について「足元、安定化の兆しが見られるが、下振れリスクの方が大きい」「何より、貿易と地政学をめぐる緊張は増大している」と指摘した。

経済の下方リスクに対して「G20の責務」とし「 全ての政策手段を用いて成長を実現していく決意を共有したい」と強調した。

「経済成長の主要なエンジンとして、特に貿易とイノベーションが重要」「自由で開かれた経済は平和と反映の礎」と改めて指摘。「貿易制限的措置の応酬はどの国の利益ともならない」「いかなる貿易上の措置も世界貿易機構(WTO)協定と整合的であるべき」「現下の世界貿易をめぐる状況には深く憂慮する」と、米国の保護貿易政策を暗にけん制。「今こそ、自由、公正、無差別な貿易体制を維持・強化するため強いメッセージを打ち出さなければならない」とした。WTO改革に向けたモメンタムをさらに高める方策を議論したいとも述べた。

[大阪 28日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

20210629issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

6月29日号(6月22日発売)は「ファクトチェック 韓国ナゾ判決」特集。慰安婦と徴用工の裁判で正反対の判決――。韓国は変わったのか。「大人」になった世論と政治が司法を変えたのか。

ニュース速報

ワールド

EU首脳、ロシアとの首脳会議で合意せず=独首相

ビジネス

家計の金融資産、3月末は1946兆円で過去最高 現

ワールド

米議会襲撃事件、下院に調査委設置 逮捕者500人に

ビジネス

雇用不足かインフレか、FRB当局者のリスク巡る見解

MAGAZINE

特集:ファクトチェック 韓国ナゾ判決

2021年6月29日号(6/22発売)

慰安婦と徴用工の裁判で正反対の判決が── 「大人」になった韓国世論と政治が司法を変えたのか?

人気ランキング

  • 1

    閲覧ご注意:ヘビを捕食するクモが世界中で確認されている

  • 2

    洪水でクモ大量出現、世界で最も危険な殺人グモも:シドニー

  • 3

    目先の利権を優先してきたインフラはもう限界...日本人が知らない大問題

  • 4

    イスラエルが航空機搭載のレーザー兵器でブレイクス…

  • 5

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす…

  • 6

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 7

    中国高官がアメリカに亡命の噂、ウイルス起源の証拠…

  • 8

    インド、新たな変異株「デルタプラス」確認 感染力さ…

  • 9

    「ワイン離れに歯止めがかからない」 フランス人が代…

  • 10

    ファストフード店の近くに住んでも大丈夫...米研究、…

  • 1

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで発見した人たち...その感動と特別さ

  • 2

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす栄養素を制限しているから

  • 3

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 4

    閲覧ご注意:ヘビを捕食するクモが世界中で確認され…

  • 5

    「ワイン離れに歯止めがかからない」 フランス人が代…

  • 6

    BTSだけじゃない! 中国を怒らせた「出禁」セレブたち

  • 7

    やっぱり危ない化粧品──米研究で半分以上に発がん性…

  • 8

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 9

    洪水でクモ大量出現、世界で最も危険な殺人グモも:…

  • 10

    「残業時間別」で見た日々の暮らしと仕事のリアル 10…

  • 1

    4000回の腕立て伏せを毎日、1年間続けた男...何を目指し、どうなったのか

  • 2

    脳が騙される! 白黒の映像が、目の錯覚でフルカラーに見える不思議な体験

  • 3

    国際交流で日本にきた中国人200人に「裏切り者」のレッテル

  • 4

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで…

  • 5

    デーブ・スペクター「日本は不思議なことに、オウン…

  • 6

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 7

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす…

  • 8

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 9

    東京オリンピックの前向きな中止を考えよ

  • 10

    武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中

STORIES ARCHIVE

  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月