私たちは全員「キャリー・ブラッドショー」だった...人気の秘密は『SATC』でいちばん「普通」だったこと
We Are All Like Carrie

愛にキャリアに悩みながらニューヨークの町を闊歩してきたキャリー MARK MAINZーGETTY IMAGESーSLATE
<リブート版『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』も話題の御長寿ロマコメ。人気の秘密はヒロイン像!?>
『セックス・アンド・ザ・シティ』(SATC)が僕の人生に入ってきたのは、コロナ禍でガールフレンドと家に籠もっていた頃のことだった。
2020年は実験の年だった。家で髪を染め、1日2回も食事のデリバリーを頼んだ。多くのストレートの男にとっては未知の領域である懐かしのロマンチックコメディー『SATC』をイッキ見するのも、実験の1つだった。
それまで僕はHBOの『SATC』を、笑いを取るより共感を得ることを優先する味気ないドラマだと決め付けていた。これはとんだ誤解だったし、食わず嫌いをしていたのも間違いだった。
軽やかでいい感じに品のない『SATC』は、9.11同時多発テロ以前のエンターテインメントの金字塔。あの女友達4人組がカクテルをすすりながら男の品定めをするのを見ているだけで、僕はドラマにハマった。
それだけじゃない。1998年の番組開始以来、性格診断テストの定番となった質問に答える素養も備わった。
質問とはすなわち――あなたはキャリー? ミランダ? サマンサ、それともシャーロット?
4人の人物像はこんなふうに分けられる。サマンサ(キム・キャトラル)は快楽至上主義、ミランダ(シンシア・ニクソン)は自立心が旺盛、シャーロット(クリスティン・デービス)は恋に恋するロマンチストで、キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は性格も人生も難アリ。
分類がざっくりしているから、テストはどんなグループにも重ね合わせられる。万人に対応するよう曖昧に書かれた星占いと同じだ(ちなみに僕はニュースサイト、バズフィードの性格診断で「ミランダ」と判定された)。
だが、21年に配信されたリブート版『And Just Like That.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』のシーズン1まで完走した僕が思うに、世間はそろそろ真実を受け入れたほうがいい。
基本的に、人はみなキャリーなのだ。
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