最新記事
健康

白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?

2025年3月11日(火)08時54分
デイヴ・アスプリー(起業家、投資家、「ブレットプルーフ」創設者)
白米

mikuratv-pixabay

<人間は毒素を避けるにはどうすればいいかを学んでこなかった...>

数々のダイエットに挫折してきた著者が、食習慣の進化から「ファスティング」を再定義。

シリコンバレー式 心と体が整う最強のファスティング(CCCメディアハウス)より第4章「長寿のためのファスティング」を一部編集・抜粋。


 
◇ ◇ ◇

みなさんも知ってのとおり、エネルギーと栄養だけでなく、食べ物は毒素も体に送り込んでいる。

人間は何よりもまず必要なエネルギーの確保を優先することを学んだ。それが生命を維持するための方法だった(いまもそうだ)からだ。

次に学んだのが、味に注目することだ。味のよさは栄養豊富で質の高い食べ物の証だった(場合によってはいまもそうだ)からだ。

だが、口に入れたらたちまち死ぬとか、具合が悪くなるといったものでない限り、人間は毒素を避けるにはどうすればいいかを学んでこなかった。食品に含まれる微量でゆっくり作用する有毒物質に気づくのは難しい。

それにはっきり言って、これまでの歴史の中で、少しの毒素を含んだカロリーのある食べ物を食べるか、それとも飢え死にするかの選択を迫られたとき、あたりまえだが人間は毒素にやられるほうを選んできた。なかにはおいしいものだってあるんだし!

意外な例が米である。玄米は白米よりカロリーが高く食物繊維も豊富だが、米を主食にしてきた国では、生活に余裕があれば人々は必ず白米を食べていた。

玄米は長らく貧しい農民の食べ物とみなされていたのだ。なぜか? 

食と健康
消費者も販売員も健康に...「安全で美味しい」冷凍食品を届け続けて半世紀、その歩みと「オンリーワンの強み」
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ガザ全域で通信遮断、イスラエル軍の地上作戦拡大の兆

ワールド

トランプ氏、プーチン氏に「失望」 英首相とウクライ

ワールド

インフレ対応で経済成長を意図的に抑制、景気後退は遠

ビジネス

FRB利下げ「良い第一歩」、幅広い合意= ハセット
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 2
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍、夜間に大規模ドローン攻撃 国境から約1300キロ
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    アジア作品に日本人はいない? 伊坂幸太郎原作『ブ…
  • 7
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 8
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 9
    中国経済をむしばむ「内巻」現象とは?
  • 10
    「ゾンビに襲われてるのかと...」荒野で車が立ち往生…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる」飲み物はどれ?
  • 4
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 10
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中