なぜ「共感」は、生きづらさを生んでしまうのか...「伝える」よりはるかに強い「伝わる」の魔法の力
探究とは、「掴めないものがある」ことを示すこと
──最後に、これから森田さんが探究を深めたいテーマは何ですか。
無限の概念は面白いもので、「無限」そのものを掴むことはできなくて、むしろ「無限を掴めていない」という仕方でしか無限は表現できない。たとえば、「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11‥‥‥」とずっと数えていく。どんな数え方でもいいのですが、こうしてどこまで行っても「数え尽くせない」ことを通して、僕たちは無限を感じることができる。探究とは僕にとって、無限に向かっていく営みです。考え尽くせない、ということを考えるためには、ひたすらどこまでも考え続けていくしかない。
重要なことは、無限に向かっているということです。自力では包摂できない、手のひらに収められない何かの中に自分がいる。それを感じ続けていることが「ワンダー」です。探究は、何かを掴むのではなく、「掴めないものが本当にある」ことを示す。その意味で探究は、永遠に未完の営みです。だからこそ、だれかの歩んだ道を、読み継ぎ、書き継いでいくことができる。
これからも終わらない探究を、続けていきたいと思います。
森田真生(もりた まさお)
1985年生まれ。独立研究者。京都を拠点に研究・執筆の傍ら、国内外で様々なトークライブを行っている。著書『数学する身体』で第15回小林秀雄賞受賞、『計算する生命』で第10回河合隼雄学芸賞受賞、ほかに『偶然の散歩』『僕たちはどう生きるのか』『数学の贈り物』絵本『アリになった数学者』などがある。
flier編集部
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