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韓国の経済成長率、コロナショックのOECD加盟国で最も小幅なマイナスに

2020年8月11日(火)17時59分

経済協力開発機構(OECD)は、韓国経済に関する報告書を公表した。写真はソウルで7月撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-Ji)

経済協力開発機構(OECD)は11日、韓国経済に関する報告書を公表した。同国は厳重なロックダウン(都市封鎖)なしで新型コロナウイルスの感染を抑制したとして、今年の成長率は加盟国の中で最も小幅なマイナスにとどまるとの見方を示した。

今年の韓国の国内総生産(GDP)は0.8%減にとどまると予想し、6月時点の1.2%減から上方修正した。

これに対し米国は7.3%、日本は6.0%のマイナス成長が見込まれている。OECD加盟国の平均はマイナス7.5%。

韓国の高炯權OECD代表部大使は「韓国は(ウイルス)封じ込め戦略だけでなく、将来の経済の成長エンジンへの投資についてもOECDで模範とみなされている」と述べた。

報告書は政府がソーシャルディスタンス(社会的距離)の制限を緩和するにつれて消費は緩やかに伸びると予想されると指摘した。ただ世界的なリセッション(景気後退)が長引き、韓国の輸出と投資の足を引っ張るとしている。

その上で低インフレと経済活動の低迷が続けば韓国銀行(中央銀行)は一段の金融緩和を検討すべきとし、利下げ余地がほとんど残されていないことを踏まえて非伝統的な措置を検討するよう促した。

[ロイター]


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