最新記事

iPad

大手メディアが作れない凄いアプリ登場

最高にクールなニュースリーダーが出た!作者は例によって起業家で、大手メディアではないのが不思議だけど

2010年6月2日(水)16時14分
ケビン・ケラハー

 iPadのようなタブレット型端末でニュースを読むための偉大なアプリケーションを生み出すのは、どうしていつも起業家であって既存の大手メディアではないのだろう?

 スタンフォード大学の学生アクシャイ・コタリとアンキット・グプタが開発したiPadアプリ「Pulse(パルス)」もそうだ。基本はRSSリーダーだが、革新的なユーザーインターフェースで今までになかった使い心地を実現している。シリコンバレーの人気ブログ、テククランチも以下のとおり絶賛だ。


 パルスのホーム画面では、自由自在に動かせるモザイクのようなインターフェースでいろいろなニュースメディアの見出しが一覧できる。タッチスクリーン上で指を上下に滑らせれば様々なメディアの見出しが出てくるし、左右に動かせば同じメディアのいろいろな見出しを見ることができる。

 見出しの上をトントンと叩けばテキスト形式の記事本文が表れて、ウェブ形式への切り替えもボタン1つで簡単にできる。フェースブックやツイッターで記事をシェアしたり、電子メールでリンクを送るのもラクラクだ。デモ映像を見てもらえばわかるが、画面をタテにしてもヨコにして使いやすい。


 以下が、そのデモ映像だ(テククランチ、ありがとう!)。

使い心地満点 お馴染みのRSSリーダーでも、インターフェースが秀逸

 
 このアプリは、RSSリーダーで記事を読むというユーザーが慣れ親しんだ行為を、iPadの強みを生かすことでさらに進化させた成功例だ。

 唯一の欠点は、3・99ドルの有償ソフトである点。基本は無料で付加的な機能だけを有償にするフリーミアム・モデルのほうが、より多くのユーザーを獲得できると思うのだが。市場はただでさえ、電子リーダーのアプリで飽和状態なのだから。

The Big Money.com特約)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送米、民間人保護計画ないラファ侵攻支持できず 国

ビジネス

米財務省、中長期債の四半期入札規模を当面据え置き

ビジネス

FRB、バランスシート縮小ペース減速へ 国債月間最

ビジネス

クアルコム、4─6月業績見通しが予想超え スマホ市
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉起動

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサ…

  • 6

    米中逆転は遠のいた?──2021年にアメリカの76%に達し…

  • 7

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 8

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 9

    パレスチナ支持の学生運動を激化させた2つの要因

  • 10

    大卒でない人にはチャンスも与えられない...そんなア…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 9

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中