コラム

「モヤモヤします」私たち夫婦以上に遺産をもらったわが子に嫉妬

2021年12月16日(木)19時15分
遺産相続

PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTO BY GETTY IMAGES PLUS AND SPOON GRAPHICS-SLATE

<私たち夫婦は1万2000ドル、子供2人には「大学基金」として3万ドルずつ──義母はどういうつもりだったのでしょう? 信用されていなかったのでしょうか?>

Q:数年前に夫の両親が他界しました。私たち夫婦は1万2000ドルほどの遺産を受け取り、車のローンの返済と、築25年の自宅の修理に使いました。でも私たちの子供2人には、義母が「大学基金」として3万ドルずつ与えたのです。実際は2人とも全額給付の奨学金を獲得して、修士課程を修了しています。

義母はどういうつもりだったのでしょうか。私たち夫婦を信用していなかったのでしょうか。私たちにもう少しお金があれば、家の修理(リフォームではなく修理です)をしても少し余裕があったのに、と思ってしまいます。

子供は当時は未成年だったので、お金は専用の口座に入れました。現在、娘は自分で管理しています。息子には必要なときに(先日はタイヤを買い替えました)、彼の口座から渡しています。彼らのお金は、子供関連でまとまった金額が必要で、なおかつ私たちでは賄えないときしか使っていません。モヤモヤします。

── わが子に嫉妬してしまう親

プロフィール

スレート誌人生相談員

育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

中国地方特別債発行、8月は6007億元に急増

ビジネス

ファーウェイが最新スマホ性能説明を見送り、孟会長の

ワールド

中国、APEC成功へ建設的役割を果たす用意 王外相

ワールド

米ロ、ナゴルノカラバフ危機巡り非難の応酬

今、あなたにオススメ

MAGAZINE

特集:日本化する中国経済

特集:日本化する中国経済

2023年10月 3日号(9/26発売)

バブル崩壊危機/デフレ/通貨安/若者の超氷河期......。失速する中国経済は日本経済と同じ道をたどるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    中央アジアでうごめく「ロシア後」の地政学

  • 2

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウィリアム皇太子、弟夫婦が受けた扱いとの違いは歴然

  • 3

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の「記憶に残る」7着のドレス

  • 4

    西日本最大級のグルメイベント「全肉祭」 徳島県徳…

  • 5

    「クレイジーな誇張」「全然ちがう」...ヘンリーとメ…

  • 6

    横暴中国、バリアーを張って南シナ海のフィリピン漁…

  • 7

    中国高官がまた1人忽然と消えた...中国共産党内で何…

  • 8

    「中流階級」が50%以下になったアメリカ...縮小する…

  • 9

    広範囲の敵を一瞬で...映像が捉えたウクライナ軍「ク…

  • 10

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳…

  • 1

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 2

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に「砂」活用し他社引き離す

  • 3

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...「スナイパー」がロシア兵を撃ち倒す瞬間とされる動画

  • 4

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウ…

  • 5

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の…

  • 6

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 7

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 8

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファ…

  • 9

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 10

    「クレイジーな誇張」「全然ちがう」...ヘンリーとメ…

  • 1

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 2

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」が、家族に送っていた「最後」のメールと写真

  • 3

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部隊がロシア軍の塹壕に突入

  • 4

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 5

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 6

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 7

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 8

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    ロシア戦闘機との銃撃戦の末、黒海の戦略的な一部を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story