北海ブレント先物が下落、米イラン協議控え供給リスク注視
アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。イランが米国との核協議を前にホルムズ海峡周辺で海軍演習を行ったことを受け、市場は供給混乱のリスクを注視している。昨年6月に米テキサス州で撮影(2026年 ロイター/Eli Hartman)
[17日 ロイター] - アジア時間の北海ブレント原油先物は下落。イランが米国との核協議を前にホルムズ海峡周辺で海軍演習を行ったことを受け、市場は供給混乱のリスクを注視している。
トランプ米大統領は16日、スイスのジュネーブで17日に行われるイランとの協議に自身が「間接的に」関与すると明らかにし、イランは合意を望んでいると確信していると述べた。
北海ブレント先物は日本時間午後4時38分時点で前日比0.86%(0.59ドル)安の1バレル=68.06ドルとなっている。前日は1.3%上昇していた。
米WTI先物は63.21ドルと0.51%上昇しているが、これは米祝日のため16日に決済が行われなかったことが影響している。
中国、香港、台湾、韓国、シンガポールなどの主要市場は旧正月の祝日で休場しており、市場の流動性は低い。
ANZのアナリスト、ダニエル・ハインズ氏は「地政学的な不透明感が続く中、市場は不安定な状態が続いている」と指摘。
「中東の緊張緩和やウクライナ情勢を巡る大きな進展があれば、原油価格に織り込まれたリスクプレミアムは急速に解消される可能性がある。一方で、ネガティブな結果やさらなる緊張激化は原油相場にとって強気材料となり得る」と述べた。
シティは「イランと、ロシア・ウクライナ双方の合意が今年の夏まで、もしくは夏の間に成立するとの基本シナリオでは、ブレント価格は1バレル=60─62ドルに下落する」との見通しを示した。
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