ニュース速報
ワールド

米高裁、学生債務救済計画を阻止 共和党大統領に任命された裁判官が判決

2025年02月19日(水)14時24分

2月18日、米国で数百万人が学生時代に借りた資金返済の在り方を巡る訴訟で、米中西部ミズーリ州セントルイスの連邦高裁は判決を言い渡し、毎月の債務返済額の軽減や一部の早期免除を柱としたバイデン前政権(民主党)の教育省の計画は権限を逸脱していたとの判断を下し、同救済計画を阻止した。写真はバイデン前大統領。2022年10月撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)

[18日 ロイター] - 米国で数百万人が学生時代に借りた資金返済の在り方を巡る訴訟で、米中西部ミズーリ州セントルイスの連邦高裁は18日判決を言い渡し、毎月の債務返済額の軽減や一部の早期免除を柱としたバイデン前政権(民主党)の教育省の計画は権限を逸脱していたとの判断を下し、同救済計画を阻止した。

提訴していたのは共和党が優勢な7州で、判決は州側主張を支持した。救済計画はトランプ大統領が返り咲いたことで既に危うい情勢となっていた。

訴訟は裁判官3人の合議体で審理。1人は第1次トランプ政権で任命され、ほかの2人も共和党大統領だった際に任命された人物だった。

高裁判決を受け、第2次トランプ政権の教育省高官は「われわれの長期間の認識が裏付けられた。つまり、納税者負担の救済措置は行政権の乱用だと法律で明確にされているにもかかわらず、バイデン政権は学生らに自分の債務が単純に消えると誤解させた」と述べた。

判決はバイデン政権の救済策である「価値ある教育への貯蓄(SAVE)計画」について、当時の教育省が所得に基づくローン返済計画を認めている高等教育法の規定を活用し、非常に大規模な債務免除を図ろうとしたと問題視。裁判官3人は「債務返済よりもむしろ大部分の免除を計画した」との判断を示し、当時の教育省の計画は議会承認の範囲を超え権限の逸脱だと批判した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、イラン戦争の目標達成に近づく=トランプ氏

ワールド

イラク、外国企業運営の油田で不可抗力宣言 ホルムズ

ワールド

英、米軍による基地使用承認 ホルムズ海峡攻撃巡り 

ビジネス

米国株式市場=大幅続落、中東緊迫の長期化がインフレ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「嘘でしょ!」空港で「まさかの持ち物」を武器と勘…
  • 9
    将来のアルツハイマー病を予言する「4種の先行疾患」…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中