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シリア反政府勢力、4都市目制圧 ホムスにも迫る

2024年12月07日(土)12時49分

シリア反政府勢力は6日、対話アプリ「テレグラム」への投稿で、同国中部の都市ホムスの「郊外の最後の村を解放した」と主張した。 ロイターはこの情報を独自に確認できていない。写真は12月6日、シリア中部の要衝ハマで撮影(2024年 ロイター/Mahmoud Hasano)

Suleiman Al-Khalidi Timour Azhari

[ベイルート/アンマン 7日 ロイター] - シリア反政府勢力は7日、南部の都市ダルアーを制圧したと明らかにした。アサド政権軍がここ1週間に支配力を失った主要都市はこれで4番目となる。

反政府勢力筋によると、政府軍は約100キロ北の首都ダマスカスまでの安全な移動に関する取り決めの下、ダルアーから秩序ある撤退を行うことに同意したという。

政府軍はコメントしておらず、ロイターはこの情報を独自に確認できていない。

ダルアーは2011年にアサド政権に対する抗議デモが始まった都市で、象徴的に重要な意味を持つ。

反政府勢力は6日夜、中部の都市ホムスの端まで進軍したと表明。対話アプリ「テレグラム」への投稿で、ホムス「郊外の最後の村を解放した」と主張した。

また関係筋によると、米国が支援するクルド人主体の組織「シリア民主軍(SDF)」は6日、シリア東部の都市デリゾールを制圧した。

反政府勢力は先月27日に開始した大規模攻勢で北西部アレッポ、中部ハマを相次いで制圧している。

ロイター
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