Andrew Mills Nidal al-Mughrabi

[ドーハ/カイロ 16日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでの停戦を巡る協議が15日にカタールの首都ドーハで始まり、16日も継続することになった。カタールと米国の当局者が明らかにした。

関係筋によると、イスラエルの代表団には情報機関モサドのバルネア長官が入っている。米国は米中央情報局(CIA)のバーンズ長官らを派遣したほか、カタールのムハンマド首相とエジプトのカメル総合情報庁長官も協議に加わっている。

パレスチナのイスラム組織ハマスの幹部は15日の協議に参加しなかった。関係筋によると、仲介国が協議後にドーハを拠点とするハマスの交渉チームと話し合う予定という。

協議について説明を受けた米当局者はロイターに対し、15日の協議は「建設的」だったと述べた。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はホワイトハウスで記者団に対し「これは重要な作業だ。残る障害を克服することは可能であり、われわれはこのプロセスを終わらせなければならない」と語った。

米大統領選の共和党候補トランプ前大統領はバイデン米政権が数カ月にわたって停戦を呼びかけていることについて、「ハマスに再編成の時間を与えるだけだ」と批判した。

<ガザの死者4万人超に>

一方、イスラエルはガザへの攻撃を継続。ガザ保健当局によると、15日夜に北部ジャバリアの民家に対するイスラエルの空爆で少なくとも6人のパレスチナ人が死亡した。

イスラエル軍はこれより先にはガザ南部のラファやハンユニスの標的にも攻撃を加えた。

ガザ保健当局は15日、昨年10月の戦闘開始以来の域内死者数が4万人を超えたと発表した。

国連のボルカー・ターク人権高等弁務官はこれについて「世界にとって暗い節目」と表現。声明で「この想像を絶する事態はイスラエル国防軍が繰り返し戦争のルールを順守しなかったことに大きく起因している」と述べた。

これとは別にイスラエル軍は、ガザ作戦で1万7000人以上のパレスチナ人武装勢力を「排除」したと発表した。

ハマスの政治局員ホッサム・バドラン氏は15日遅くにテレグラムで発表した声明で、イスラエルの作戦が続いていることが停戦に向けた進展の障害になっていると指摘した。

イスラエルとハマスは互いに相手を非難しているが、どちらも合意の可能性を否定していない。

イスラエルの交渉チーム関係者は14日、ネタニヤフ首相がいくつかの重要な争点に関して大幅な裁量権を認めたと述べた。

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