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米国の景気後退差し迫っていない=エナジー・アスペクツ
2024年08月10日(土)06時56分
コンサルティング会社エナジー・アスペクツの共同創業者で調査ディレクターのアムリタ・セン氏は9日、米国の景気後退が差し迫っているという証拠は見られないため、先週から今週初めにかけての世界経済成長に対する懸念は行き過ぎだったとの見解を示した。2020年7月撮影(2024年 ロイター/Ismail Zitouny)
[ムンバイ 9日 ロイター] - コンサルティング会社エナジー・アスペクツの共同創業者で調査ディレクターのアムリタ・セン氏は9日、米国の景気後退が差し迫っているという証拠は見られないため、先週から今週初めにかけての世界経済成長に対する懸念は行き過ぎだったとの見解を示した。
中国経済の悪化と米国の景気減速の兆候が両国の政策担当者を消極的にさせているとした上で、「全体として、世界経済が突然減速するとは思わない」と述べた。
エナジー・アスペクツは、2024年の石油需要が前年比で日量100万バレル(bpd)増加すると予想。セン氏によると、世界的な景気減速が続いた過去数年間の伸びと同程度という。
短期的には、市場は引き続き需要に注目すると予想されるが、軟調な中国経済を背景に「急回復」することはないとの見方を示した。