中国、フィリピンに南シナ海情勢の管理訴え 両国外相が電話会談

中国の王毅外相は２０日、フィリピンの外相と電話会談し、南シナ海の情勢についてフィリピンが判断を誤り、自らの主張を通そうとしたり「悪意ある」外部勢力と結託したりすれば、中国は自国の権利を守り断固として対応すると警告した。写真はフィリピンのダバオで２０１７年５月撮影（２０２３年　ロイター／Lean Daval Jr）

[北京 ２１日 ロイター] - 中国の王毅外相は２０日、フィリピンの外相と電話会談し、南シナ海の情勢についてフィリピンが判断を誤り、自らの主張を通そうとしたり「悪意ある」外部勢力と結託したりすれば、中国は自国の権利を守り断固として対応すると警告した。中国外務省が発表した。

王外相は、両国は隣国としてあらゆる紛争について話し合うべきで、現在の情勢を管理することが喫緊の課題だと指摘。フィリピンが政策姿勢を変え、約束をほごにしたため両国関係に「深刻な困難」が生じているとし、フィリピン側にできるだけ早期に「正しい道に戻る」よう促した。