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ガザ病院爆発、「パレスチナ側による誤射の可能性」=仏軍事偵察局
フランスの軍事偵察局(DRM)は10月20日、パレスチナ自治区ガザの病院で17日に起きた爆発について、イスラエル軍の空爆によるものではなく、パレスチナ側のロケット弾発射の失敗によるものである可能性が高いとの分析を明らかにした。18日、ガザで撮影(2023年 ロイター/Mohammed Al-Masri)
[パリ 20日 ロイター] - フランスの軍事偵察局(DRM)は20日、パレスチナ自治区ガザの病院で17日に起きた爆発について、イスラエル軍の空爆によるものではなく、パレスチナ側のロケット弾発射の失敗によるものである可能性が高いとの分析を明らかにした。衝撃によるクレーターが、イスラエル軍のミサイルによるものにしては小さすぎるという。
DRMは「イスラエル軍の攻撃だと断言できるものは何もないが、最も可能性の高い仮説はパレスチナ側のロケット弾の発射事故で、火薬量は約5キロ」と説明。パレスチナ側のグループは、同程度の火薬を装填する小口径のロケット弾を装備しているとした。
発射した組織については特定せず、正確な発射地点も示さなかった。
DRMがこのような情報を公表するのは異例。病院を攻撃した「犯人」についてさまざまな見方が出ていることから今回、マクロン大統領の指示により調査結果の公表に踏み切ったという。
ガザ市にあるアル・アハリ病院で起きた爆発を巡っては、イスラム組織ハマスが実効支配するガザの保健当局がイスラエル軍の空爆で引き起こされたと主張。ガザ保健当局は18日、死者数は471人と発表した。これに対し、イスラエルはパレスチナの武装組織「イスラム聖戦」によるロケット弾発射の失敗が原因だとしている。