ニュース速報

ワールド

バイデン氏、銃規制強化へ行動呼びかけ 相次ぐ乱射事件受け

2023年07月05日(水)12時05分

バイデン米大統領は4日、同日の独立記念日の祝日にかけ国内で銃乱射事件が相次ぎ、少なくとも10人が死亡したことを受け、「米地域社会を引き裂く銃による暴力の蔓延」に対処するためにさらに多くの行動が必要と訴えた。写真は7月4日、ワシントンのアイゼンハワー行政府ビルで行われた全米教育協会(NEA)のイベントに出席するバイデン大統領(2023年 ロイター/Julia Nikhinson)

[ワシントン 4日 ロイター] - バイデン米大統領は4日、同日の独立記念日の祝日にかけ国内で銃乱射事件が相次ぎ、少なくとも10人が死亡したことを受け、「米地域社会を引き裂く銃による暴力の蔓延」に対処するためにさらに多くの行動が必要と訴えた。

バイデン大統領は声明で「アサルトウェポン(殺傷力の高い攻撃用銃器)や大容量弾倉を再度禁止し、銃の安全な保管を義務付け、銃製造業者の免責を廃止し、普遍的な身元調査を制定することは、われわれの力の及ぶ範囲だ」とし、銃規制強化に向け、民主党議員と協力するよう共和党議員に呼びかけた。

テキサス州フォートワースでは3日夜、独立記念日を祝うイベント後に駐車場で銃乱射事件が発生し、少なくとも3人が死亡、8人が負傷した。2日夜には東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで起きた銃乱射事件で5人が死亡、2人が負傷したほか、2日未明には東部メリーランド州ボルティモアの住宅街のパーティーで銃乱射事件が起き、2人が死亡、子どもを含む28人が負傷した。

非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、今年に入り米国内で発生した銃乱射事件は340件を超える。

*動画を付けて再送します。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

メラニア夫人、プーチン氏に書簡 子ども連れ去りに言

ワールド

米ロ首脳、ウクライナ安全保証を協議と伊首相 NAT

ワールド

ウクライナ支援とロシアへの圧力継続、欧州首脳が共同

ワールド

ウクライナ大統領18日訪米へ、うまくいけばプーチン
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 5
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 6
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 7
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 8
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「軍事力ランキング」で世界ト…
  • 10
    「デカすぎる」「手のひらの半分以上...」新居で妊婦…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 6
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 7
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 8
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 10
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中